独裁者が立て続けに失脚また他界した年が過ぎた。その権力をほしいままにすると思われていた指導者であった。チュニジアのベンアリ大統領は1月に国外逃亡。2月には30年も続いたエジプトのムバラク政権が崩壊。リビアのカダフィ氏はみじめな最後をとげだ。米への同時テロの首謀者ウサマ・ビンラディン容疑者は米軍らに射殺された。そして12月17日、北朝鮮の金正日の死であった▶私は教会指導者が愛の見せかけで、巧みに自分の配下に取り込む罠にはまってしまったことがある。私には見抜けなかった。気づかせてくれる周りの人たちが援助の手を差し伸べてくれた。真理を求める気概なくしてクローン化させられている立場にいる者にとって、なかなかそこから這い出ることはむずかしい▶「翻弄の海からの脱出」(マルコーシュ出版)を出筆中に気づいたのであるが、知らない間に独裁者は真綿で首を閉めていく。ゆで蛙症候群を呈するが、一度に急激にマインドコントロールするのではなく、徐々に洗脳していく▶自分の足で立ち上がって歩くのは、国にとっても人にとっても永遠の課題である。自由は人の本分なり。

著者紹介

畠田 秀生
畠田 秀生

聖書と日本フォーラム会長。聖書日本キリスト教会・登茂山の家の教会牧師。三重県志摩市在住。